学際科学実験センター長挨拶

現代社会の発展に大きく寄与する科学の発達・進歩は、近年、生命科学・自然科学のあらゆる研究領域の境界を越えた知識・技術の融合によって爆発的なものとなっています。このように加速度的に発達する知識・技術に即時に対応し、また更なる融合・発展につなげていくには、異なる専門領域それぞれに精通している教員・研究者によって構成されている金沢大学・学際科学実験センター(学際センター)が果たす役割は大きいと考えております。

学際センターを構成する領域は4つで、それぞれラジオアイソトープを利用した解析、動物を利用した解析、遺伝子解析、精密分析機器を利用した解析をそれぞれ専門としており、この知識を反映させた全学共同教育研究施設を管理運営しております。ラジオアイソトープを利用した解析ができる施設は2つ、アイソトープ総合研究施設(宝町キャンパス)とアイソトープ理工系研究施設(角間キャンパス)、動物実験ができる施設は実験動物研究施設(宝町、角間キャンパスにそれぞれ1箇所)、遺伝子解析ができる施設は遺伝子研究施設(宝町キャンパス)、精密分析機器を利用した解析ができる施設は機器分析研究施設(角間キャンパス)であり、様々な解析支援を行うだけでなく、各専門領域のトレーニングを通した教育を行うことによって、本学における研究の推進をバックアップしております。

また我々は、施設の管理運営に加え、それぞれの専門分野、トレーサー情報解析分野、遺伝子改変動物分野、ゲノム機能解析分野、機器分析分野に基づく研究も日々精力的に行っており、自らの研究に加え、学際センター内、学内にとどまらず学外の研究者ともコラボレーションを展開することによって本学の研究の推進に大きく寄与しております。

学際科学実験センターは、学内共同教育研究センターに属しており、そのミッションはこれまでに述べてきましたように、各研究領域における実験の安全管理の発展充実と生命科学・自然科学領域の研究・教育の支援および各研究領域の知識・技術の融合の推進です。今後とも、学際センターが更なる発展を遂げるために、多くの皆様にセンターをご理解していただき、ご支援、ご鞭撻していただきますよう、重ねてお願い申し上げます。

2015年7月
学際科学実験センター長・柴 和弘