金沢大学疾患モデル総合研究センター

センター概要Center Overview

センター概要

所属教官が独自の研究を展開する、疾患モデル分野、疾患解析プローブ・ケミカル分野、疾患オミクス分野からなる「研究高度化部門」と研究基盤支援施設、実験動物研究施設、アイソトープ総合研究施設、アイソトープ理工系研究施設、機器分析研究施設からなる「実験支援部門」によって構成されております。
研究高度化部門では、“疾患モデルを用いたヒト病態の解明及び治療方法の確立”を共通の課題とし、センターに所属する研究者間の連携を密にして研究力の底上げを目指します。また同時に、各研究者が持つ高度な技術と専門知識を活かし、学内外の研究者に対して新たな研究手法を提案するなどの「研究コンサルタント」業務を行うとともに、それに基づいた共同研究を展開します。
実験支援部門では、疾患モデルの作製・解析に重点をおきつつ、それに限定せず利用者が必要とする実験場所の提供、センター管理の設備を使用した受託解析、学生と教職員への教育訓練、及び実験計画の事前審査の業務をこれまで通りに担当する。受託解析に関しては、新たな技術を導入するなどして解析の種類を広げることに努めます。

疾患モデル総合研究センター管理・運営図

センター理念

ヒトは人生のあらゆる局面において、がんや生活習慣病、脳疾患などの様々な健康リスクに直面していますが、その発症機序の解明や治療法の確立は、未だ一部の疾患に限定されているのが現状です。一方で、近年では遺伝子改変技術などを用いて作製された「疾患モデル」生物を用いて「ヒト疾患」の謎の解明や治療法の確立が行われています。本センターは新規の「疾患モデル」生物を作出あるいは既存の「疾患モデル」生物を導入して網羅的な解析を行い、医学・保健学では臨床部門の臓器別再編成に対応できる「疾患モデル生物における基礎から臨床への解析」を、薬学・理工学では「発明のヒトへの適応を評価する疾患モデル生物の提供」を目指します。このように、「ヒト疾患」から「疾患モデル」、「疾患モデル」から「ヒト疾患」への橋渡し研究を行うことによって、科学研究の進歩に広く貢献するとともに、社会からの負託に応えていきたいと考えます。

センター年報

第2号(2022年度)

第1号(2021年度)

センターニュース

第2号(2023.3月発行)

第1号(2022.3月発行)